archlinux環境でマザーボードB450DS3Hのアップデート

私の愛機のCPUがRyzen5のいくつかで、Windows11に対応していないので、Windows11に対応しているCPUで安価なRyzen7 5700Gに換装しようかと計画。マザーボードは対応していたのだけど、ファームウェアをアップデートしないとだめみたいで。

ホームページでファームウェアのアップデート用の何かをダウンロード・解凍して中身を見てみたところ、Efiflash.exeにアップデート用のファイルを処理させるみたい。.exeってWindows環境でないとできないの???調べてみたら、そうらしい。

archwikiを見てみたところ、以下の方法が列挙されていた

  1.     fwupd B450DS3Hに未対応
  2.     BiosDisk UEFIはNG
  3.     Flashrom B450DS3Hに未対応
  4.     FreeDOS 
  5.     Windows PE

1~3はだめで、次に5.を試す。Windows11から抽出したWindows PEをUSBスティックから起動させてefilash.exeを実行したら、Windowsのバージョンに対応していないと言われる。11がいかんかったかな?と思って、Wndows10の64bitから抜いたWindows PEで実行してみても同じ。じゃ、32bitならと思うと、今度は起動しない。もしかしたら起動ドライブはパーティションではなくてドライブそのものを選択線といかん買ったのかもしれないが、その時点でWindows PEを諦めました。

で、最後のFreeDOSを試すと、やっとこさファームウェアの書き換えが始まりました。

再起動させると・・・ガーン!

ISOLINUX 6.0X ・・・

No DEFAULT or UI configuration directive found!

BOOT:_

という無情な表示が出てOSが起動しない・・・こんな画面みたことないし、ISOLINUXって何?状態。

マザーのセットアップ画面を見るとファームウェアは最新のF64にアップデートされていることは確認。とりあえず、マザーは生きているから、最悪の事態ではないなと。

ググっても、isoファイルが壊れているだの、フォルダ名を書き換えたらいいとか、明らかに関係がないと思われる情報ばかり。

マザーの設定をいじったらなんとかならないかと、マザーの設定項目を細かく見ていったら、Q-Flashという名前的にいかにもRomをフラッシュするユーティリティらしき項目があるので覗いてみたら、OMG!!USBにefiflash.exe等をコピーして、このQ-Flashを使えば簡単にアップデートできたらしい。とほほ。

再インストールかぁ?いや、それだけは絶対に避けたい、とにかく、書き換えたのはマザーボードのファームで、archlinuxには一切変更が加えられていないはずと思い、ブートローダの関係の情報が消えたせいか?そういえばブートローダはインストールしたときにファームウェアに何かを書き込むみたいなことを読んだような気もする。ということで、grubを再インストールしたらなんとかなりそうな気がしてきた。

archのインストールイメージを落として、/と/boot、/homeを/mnt以下にマウントして、archchrootを実行。そこで、grubを再インストールして、grub.cfgを再生成。

恐る恐る再起動させたら普通に起動した。ほっとしました。

というわけで、結論。B450M DS3HはWindows環境がなくてもFreeDOS環境下でファームのアップデート可能、それよりQ-Flashの方が簡単にできそう、Q-Flashはマザーのセットアップ画面から入れますよ、アップデート後はブートローダの再インストールが必要!!←ここ大事!なので、ブートローダの再インストールのためにLive起動環境を用意しておいて慌てないようにしましょう!ということでした。

このマシンはLinux+Windows10の仮想環境だからいいものの、デュアルブートにしてたりすると、デュアルブート環境を再構築せんといかんのだろうな。大変そう。